航空業界に見た、二極化するサービス

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旅中に楽しむ「涙メシ」

よく羽田~伊丹間でA社の飛行機を利用しますが、近ごろ機内で流れるビデオを見るのが、秘かなマイブームになっています。

一つは「嗚呼!! 涙メシ」という番組で、毎回いろんな有名人が登場して、心に刻まれた思い出の「涙メシ」を紹介してくれます。

もう一つの楽しみは、「発想の来た道」という番組。毎回、登場する経営者が直面する危機と、それを乗り超える成功が短時間に上手に編成されていて、見る者に勇気を与えてくれます。

機内の月刊誌もいいですね。毎月これだけの内容を制作編集するのはかなりの労力だと感心すると同時に、こういうサービスには、運賃に見合った価値を感じます。

二極化するサービス

余分なサービスを徹底して省き、格安価格で勝負するLCC(格安航空会社)が怪気炎を上げる一方で、更生法からたった2年でV字回復したJ社といい、A社の創意工夫といい、既存航空会社は着実なサービス向上に取り組んでいます。

低成長時代になり、航空業界に見られるように、サービスを追求するなら、業界最安値で勝負するか、とことん品質にこだわるか、二極化の傾向はますます強くなっていると思います。

サービスの二極化の話は、保険の入り方にも言えます。
保険相談は対面サービスですから、品質にこだわる戦略ですね。それ故、保険マンモスでは「選りすぐりのFPによる、面談満足度の高さ」を付加価値として追求しています。

そしていくら時代や景気の波があるとは言え、品質という軸に徹底的に取り組む会社は、これからも一定の成長をしていくのではないでしょうか。

美味しいものも、ほどほどに?

ところで、前章で触れました番組「嗚呼!! 涙メシ」では、毎回「食事とは何か…?」について出演者の語りがありますが、タレントで元宮崎県知事の東国原さんの答は「食事とは、人を良くする」ことだそうです。

確かに「食」という漢字は、人を良くすると書きますね!美味しい食事をバランスよくほどほどに楽しむことは、健康と幸福に繋がります。

逆に皆さん、「癌(ガン)」という字は、書けますか?―――
ガンという字は、ヤマイダレの中に「品」、その下に「山」と書きますね。

おいしい品を山ほど食べると、ガンに近づいてしまうのでしょうか?
皆さん、暴飲暴食には注意しましょう。